より悪質な包括根保証の仕組み

世の中には、さまざまな類型の契約があります。契約を締結する場合は、慎重に判断するようにしなければなりません。法律的な知識を身につけていない人は、気をつけて行動しないと、法律に詳しい相手方の言うままに契約の交渉を進めることになり、思わぬ損害を受けてしまう危険を伴います。

 

大きな損害が発生しやすい場面としては、包括根保証という契約があります。これは、1回限りの取り引きをするケースでは用いられないものです。何度も繰り返し取り引きをする当事者が、取り引きの度に契約を締結し直す手間を省くために、限度額を定めて契約するタイプの契約です。この契約類型は、限度額が非常に高く設定されていることが多く、想定していた以上の債務を負担させられてしまう可能性があるので、注意が必要です。

 

すべての債務をカバーする契約になっていて、限度が無制限に近い状態であることも珍しくありません。本当に必要な範囲で契約するのであれば、債務を負担する側も、最初から支払うべき金額を想定しておくことができますが、すべてをカバーするような契約になっていると、いざ支払う段階になった時、予想以上の請求を受け、支払うことができなくなる危険すらあります。