保証債務は誰が相続する?

身内の者が亡くなった場合、相続が発生します。相続とは財産・権利を引き継ぐことですが、一般的には土地家屋や現預金などが思い浮かびますが、財産・権利には借金のような消極的財産も含まれています。

 

では、もし被相続人が生前債務保証を行っていた場合、一体誰が相続するのかということですが、例えば、一般的な保証契約、つまり、契約に基づいた連帯保証などの借金に関しては、法定相続されます。

 

相続の割合は法律で定められている相続分の通りですが、もし、この借金を相続したくなければ相続放棄するしか方法がありません。ただし、相続放棄すれば、土地家屋や現預金もすべて手放すことになりますので、慎重に判断しなければなりません。

 

次に、家屋を借りる際や就労の際の身元保証ですが、相続発生前に既に発生していた事故や事案に関しては相続されますが、身元保証自体に関しては相続されません。そして最後に信用保証ですが、これは銀行や売買契約に基づく継続的な取引に対する保証です。

 

これは、将来負うべき負担に対する保証ですので、極度額の定められていない保証、つまり個人の包括根保証は相続は発生しません。ただし、極度額が設定されている場合は相続されます。なお、相続放棄する場合は、いずれの場合も相続があることを知ったときから3ヶ月以内に行うとされています。